デザイナーズ白書

SAYAKA.K

ラブレターを書く仕事

■ 自己紹介
名前 : 香川 彩(Kagawa Sayaka)
東京某大手WEB関連企業勤務
年齢 : 23歳
血液型 : AB型
好きなもの : おかめ納豆、柴犬、BUMP OF CHICKEN


▲ 学生時代のポートフォリオ

■ Webデザイナーになったきっかけを教えてください。
高校最後の年、進路に迷ってふらふらしていました。小さい頃から絵を描くことが好きだったのですが、それで食べていく覚悟もなくて、そんな時にwebデザイナーだったら絵を使う時もあるよと清風の先生からお話を伺いました。どんな職業なのか、当時は全く知らなかったのですが、絵を使えるのはいいなと思って目指すようになったのがきっかけです。今思えばかなり軽い決断でした。

■ 社会人になるまで、夢や将来像とかありましたか?

なかったです。

部活とか目の前のことに手一杯で、将来の自分と向き合う時間を作っていませんでした。
義務教育時代は、順位や成績が出るから勉強していただけで、なんで勉強しないといけないのかが分からなくて、結果疲れちゃいました。
高校の進路相談で大学を勧められた時、とにかく勉強したくないから大学には行きたくない、と頑固になってました。

■ 専門学校での授業で、印象に残っていることを教えてください。
中田先生 : デザインとアートの違い(ことあるごとに問われたので頭に刻み込まれてます)
目的は何か(迷った時や、企画全体を見て筋が通らない時に思い出してます)

ミー先生 : 透明感・奥行き・躍動感(授業外で聞いたことですが一番覚えてます)
制作物を愛が詰まっているかどうかで評価するところも印象に残っています。

酢谷先生 : 考えが詰まったら現場に行け(躓いた時に思い出して実行してます)
コンセプトの話など、webデザインに限らず物事を考えるうえで重要になることをたくさん教わりました。

■ 卒業してから現在まで、どんなお仕事をしてきましたか?
化粧品関連のサイトデザインなど。バナー制作や実装もしています。たまにグラフィックの仕事もあります。

社会人2年目になって、ある新ブランドのサイトデザインを担当させていただきました。まだ経験が少なく時間はかかりましたが、クライアントから「楽しんでデザインしている雰囲気があって嬉しい、すごく素敵だと思った」という反応をいただけたのが、今のところ一番喜びを感じた出来事です。

■ 現在は、主にどの様な仕事をされていますか?
最初はバナー制作から始まり、今ではサイトからバナーまで一通りのデザインを任せていただけるなど、担当する範囲が広がってきました。ここ最近は、企画の段階からリサーチやアイデア出しに参加するなど、新しいことに挑戦中です。

■ ズバリ、WEBデザイナーとはどんなお仕事ですか?
WEBに限らずだとは思いますが「ラブレターを書く仕事」ですかね。

相手にとって、どんなデザインなら、伝えたいことが伝わるのか、商品やブランド(自分)を愛してもらえるのか。

そんなことを考えながらデザインに落とし込んでいくので、ラブレターっぽいなと思いました。(くさいですね 笑)

■ これから、どんなデザイナーになっていきたいですか?
私にはデザインを通じて、社会問題(例えば親子関係や、障がいに対する世の中の意識・理解など)の解決に貢献したいという思いがあります。

それを念頭に置きつつ、今は組織の中で、自分は何を価値として提供できるのか考えながら、少しずつでも前進し続けたいなと思っています。日々躓きまくりですけどね、人間だもの。笑

■ これからWEBデザイナーを目指す学生さんに一言お願いします。
webデザイナーというと、毎日PCと向き合ってるようなイメージかもしれませんが、それだけではいつか躓く時がやってきます。
そんな時の助けになるように、いろんなものを見て、いろんな世界に触れて、その時感じたことをできれば書き留めておいてください。

イベント、展示、場所、食べ物、人、何でもいいです。こんなのインプットして役に立つのかなあ、と思うようなことでも、ある時、思わぬところで結びつくことがあります。納得のいく作品にしたくて、土日も作業、なんて日もあるかもしれませんが、プライベートの時間の使い方、大事にしてください。(息抜きも大切です)
お互い自分のペースで、日々積み重ねていきましょう!

…偉そうに失礼しましたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
もし相談事があれば、学校を通じてでも気軽にお声がけくださいね。

■ ありがとうございました!これからもますますのご活躍を応援しています♡