Column

ミニマリスト

ミニマリストお宅拝見という特集に掲載させていただきました。

週刊女性自身
2019年3/12号 (2019年02月26日発売)


ミニマリストって ?

今回は、お知り合いを通して、取材の依頼がありました。わざわざ東京からいらしてくださり、撮影していただきました。ところで、「ミニマリストって何?」って方もおられるかも知れません。ミニマリストとは、持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人のことです。特に、ミニマリストを意識している訳ではないのですが、今はあまりモノがない暮らしをしています。

ミニマリストは、「最小限の」という意味のミニマル(minimal)から派生した造語。

ミニマル(minimal) 
最小限。最小

できるだけ、小さく、無に近い、とかいうことでしょうか。

ウェブデザインにも、

ミニマルデザイン

という表現があります。意訳するとできるだけシンプルなデザインというニュアンスです。
できるだけ配色を抑えて、ごちゃごちゃしない。かつ、伝えるべき情報は、しっかり伝える。
今時のウェブデザインは、ミニマルデザインが好まれています。

ミニマルデザインのコツは、ワイドな写真を配置、たっぷりな余白が決めてとなります。また、できるだけ少ない文字数のキャッチコピーで、ユーザーの心に速球で伝えることだと考えています。比較的、縦長ページになり、スマートフォンにも、最適なので取り入れやすいこともその理由でしょう。ビジュアル重視型。ネットにおける「カタログ」だと思ってもらえれば、イメージしやすいかも知れません。すでにブランディングが確立している店舗や企業に向いていると思います。

【ミニマルデザインの例】
http://www.sss-s.jp/

https://standard-inc.net/

http://www.soujyu.megaminomori.com/

かっこいい!

しかも簡単じゃん。
でっかい写真をどーんと配置したらいいんじゃんね。と思う人も多いと思いますし、実際、制作課題もその傾向にあります。

が、しかし、どれもこれも「はい、じゃミニマルデザインでね」という訳にはいきません。

えっ?そうなの? どうして?

聞いたことのない店や企業の情報が得られにくいタイプです。また、シンプルとスカスカ(しょぼい)は、かなりギリギリなラインにあります。デカ写真さえ配置しとけば、かっこいいやんと思わないで欲しいのです。ミニマルデザインには、それなりに奥の深さ、キャッチコピー、配置に腕が必要です。また、ネーミングや概要があまり知られていない場合、ウェブサイト以外で営業や広告を打つなど配信が必要だと思います。わたしも実際、受注する上でミニマルデザインを希望された場合、そこは事前に必ずクライアントに話しています。

・どう感じてもらいたいのか
・何を知るのか
・どのような行動を取ってもらいたいのか

ウェブサイトは、カタログでしょうか?

全てのサイトが、ミニマルになっていく。
それでいいのか。

ほぼカメラマンの腕次第です。

デザイナーは滅びます。

続きはまた次回!
最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた!